取り返しのつかない要素:日本版開始時に戻せないもの、戻せるもの、期限で消えるもの
✍️ アリス・愛麗沙
このゲームで本当に取り返しがつかないのは、職業の選択ではありません。武器を持ち替えれば職業は変わります。 戻せないのは三種類です。①永久に戻らないもの——名前とサーバー(10/5の事前作成で決まり、別サーバー同士は同じギルドに入れない)、ルーンの破棄、ルーン昇級の失敗(2・3番枠のルーンが消える)、宝石を挿したままの分解(宝石ごと消える)、装備の鑑定(以後ずっと取引不可)、取引所で一度買われた品(再出品不可)、ストアの課金(取消・返金なし)。②上書きで消えるもの——ルーンの上から別のルーンを刻むと旧ルーンは分解され強化ポイントも消える、エンチャントは置換、性能改善の「材料」側は消滅。③期限で消えるもの——パスの未使用チケット、セットポイント、補償メール、ガチャの天井の進行、その週のレイドの順番。逆に、刻印の失敗(呪い)、刻印強化の失敗、職業の乗り換え、エンブレムの分解は戻せます。怖がる場所を間違えないこと。
「失敗する」と「戻らない」は別の話
最初に区別を一つ。このゲームには失敗する操作がたくさんありますが、失敗しても戻れる操作と、一度押したら戻れない操作は別物です。
- 失敗しても戻れる:今回払ったゴールドや素材は失うが、もう一度挑める。痛いが致命的ではない。
- 戻れない:押した瞬間に、元の状態そのものが存在しなくなる。
台湾と韓国の新規プレイヤーが最初の2週間で大きく損をしたのは、ほとんどが後者でした。しかも多くの人は逆に、失敗するが戻れる操作(刻印、刻印強化)を怖がって手を止め、戻れない操作(売却、分解、上書き)を気軽に押していました。
この記事は戻れない操作を三種類に分けて並べ、最後に「怖がらなくていい操作」を並べます。最初の週の資源の流れ(特訓の値段、魔族の貢物、水曜開始の週)は最初の1週間の罠にまとめたので、ここでは扱いません。
①永久に戻らないもの
名前とサーバー
10/5(月)14:00〜10/6(火)20:00の事前作成で、名前とサーバーが決まります。名前は全サーバー共通の先着順、サーバーは三つ(ティルコネイル/トゥガルドアイル/ダンバートン)。違うサーバー同士は同じギルドに入れません。日本版でサーバー移転があるかどうかは告知されていません。ないものとして決めてください。
もう一つ、韓国と台湾ではギルドはサーバー内の全キャラクターが同じギルドに所属する仕組みでした。サブキャラだけ別のギルド、はできません。
ルーンの破棄
ルーンを消す操作は三つあります。分解(ルーンの欠片になる)、上書き(後述)、そして破棄。この三つのうち、何も残さずに消えるのは破棄だけです。かばんの整理で迷ったら、破棄ではなく分解を。
ついでに、高い星のルーンの分解には二重確認の画面がありません。韓国では神話ルーンをそのまま分解してしまった事例が記録されています。
ルーン昇級の失敗
同じ希少度のルーン3つを1つ上に上げる昇級は、台湾の強化の線の中で唯一、失敗すると材料が本当に消える線です。失敗すると2番・3番の枠に入れたルーンが消え、1番の枠だけが残ります。
当サイトの計算では、昇級だけで高級ルーンを伝説まで押し上げる期待値は23,814個。昇級は「手持ちを育てる道」ではなく、余ったルーンの最後の行き先です。最初の週に唯一の実用ルーンを昇級の材料に入れないこと。
宝石を挿したままの分解
装備を分解すると、挿してある宝石はそのまま消えます。宝石は外しても壊れないので(一括で外すボタンはありませんが)、分解の前に外す。全身22枠の宝石を埋めるのは何週間もかかる長い線なので、この一手の損は大きい。
装備の鑑定
鑑定した装備は以後ずっと取引できません。未鑑定の状態で「取引可能」と表示されていた装備も同じです。転売するつもりのものは、鑑定ボタンを押す前に決めてください。
取引所で一度買われた品
取引所の品は取引できるのが1回だけです。誰かに買われた瞬間、その品の取引回数はゼロになります。つまり取引所で買ったものは、取引所で売り直せません。買い間違えて損切りする道がない、ということです。
ストアの課金
台湾のすべてのパッケージ告知に同じ一文があります。「ゲーム内財貨で購入したアイテム/パッケージは購入を取り消せない」。自助の返金ページもありません。日本版の App 内課金は App Store で円建てで売られる形が確認できていますが(課金の考え方)、ゲーム内の返金規定は未告知です。押す前に確認するしかない場所として扱ってください。
②上書きで消えるもの
ルーンの上書き
刻印済みの装備に別のルーンを刻むと、旧ルーンは分解され、刻印強化のポイントも消えます(材料は一部戻ります)。公式の文面どおりです。「低いルーンで埋めておいて、あとで良いルーンに替える」こと自体は正しいやり方ですが、埋めておいたルーンは消耗品だと知っておくこと。強化を積んだルーンの上に軽い気持ちで刻むのが、ここでの典型的な事故です。
エンチャントの置換
エンチャントは重ねがけではなく置き換えで、分解しても巻物は戻りません。ただし追加効果は累積して2つを選べる仕組みなので、同じ名前の巻物を重ねる限り、損をするのは基本効果だけです。詳しくはルーン・宝石・強化の基本。日本版の開始時にエンチャントがあるかどうかは未告知です(台湾では開始から50日目の9/9に本格的に入りました)。
性能改善の「材料」側
性能改善は、底値の良い装備の数値を今の装備に注ぎ込む仕組みです。画面の二つの欄のうち、改善対象(残る側)のエンチャントは引き継がれ、材料(食われる側)のものは消えます。欄の名前が初見では似ているので、逆に入れる事故が台湾で繰り返されました。押す前に「どちらを残すか」を声に出す、が台湾の掲示板の知恵です。
③期限で消えるもの
その週のレイドの順番
レイドは首領ごとに週1回のクリア報酬を入門と困難で共有しています。入門で先に受け取ると、その週の困難の報酬は出ません。翌週の月曜06:00までは取り返せない、という意味で「一週間だけ戻らない」操作です。
冒険者パスの上位とチケット
冒険者パスの上位はキャラクターごとに有効化します。サブキャラで買えば、そのお金はサブキャラに残り、本キャラには移せません。そして未使用のチケットはシーズン終了の瞬間に消滅し、次のシーズンには持ち越せません。台湾ではシーズンの長さが毎回告知で決まり(28日、21日)、韓国の42日より短いこともありました。買う前に終了日時を確かめて7で割る、が台湾の教訓です。
セットポイント、イベントトークン
台湾ではセットポイントが「メンテナンス後に削除」と告知されて消えました。イベントのトークンは、終了まで持っていると安い固定額で精算されることがあります(台湾の夜市イベントでは期間中に交換すれば400ゴールド、終了まで持てば100ゴールド)。期限のある通貨は、持っているだけで価値が下がるのが基本形です。
補償メール
台湾では、メンテナンスの補償の受取期限がメンテ翌日の23:59、メール自体の削除が3日目の23:59という形で、8回続けて例外がありませんでした。日本版の形は未告知ですが、メールボックスは毎日開く。
ガチャの天井
天井(確定までの累積)の進行は販売期間をまたぎません。期間が終わると累積はゼロに戻ります。「次の箱で続きから」は成立しないので、天井まで回すつもりなら同じ期間の中で。
NPCへの売却(1時間・30個)
NPC商店で売った品・捨てた品は、1時間以内なら「買い戻し」で同じ値段で取り戻せます。ただし買い戻しの一覧は30個までで、超えると古い順に消えます。
この30個はその場で効きます。45個を一気に売ると、31個目から45個目を売った時点で、1個目から15個目はもう一覧にいません。1時間の猶予を守ってくれるのは最後の30個だけです。大掃除をするなら、一束売るごとに買い戻しの一覧を見ること。
怖がらなくていい操作
ここが逆側の一覧です。韓国と台湾の新規が、怖がって手を止めて損をしたもの。
職業の選択。 武器を持ち替えれば職業は自動で変わり、クラスレベルは職業ごとに全部残ります。見習い職の選択は上位転職に影響しません。決断と言えるのは二枚目のエンブレムのほうで、最初のクラスマスターメダル5枚はほぼ配布、次の5枚は一つの職業をクラス65まで育てた代金です(転職の仕組み)。
刻印の失敗。 ★2以上の刻印は失敗することがあり、失敗すると装備が呪われます(能力値が下がり、分解と修理に制限)。ただしルーンは消えません。呪いは解呪ポーションで解け、刻印強化に1回成功しても自動で解けます。呪われたまま強化を続けることもできるので、夜中に慌てて課金しなくていい。エンブレムの刻印は常に成功します。
刻印強化の失敗。 ゴールドと素材を払うだけで、装備は壊れず、段階も下がりません。失敗にはポイントが積み上がる仕組みもあります。高くつく線ですが、危険な線ではありません。
エンブレムの分解。 噂とは逆に、エンブレムを分解すると刻印していたルーンは完全に戻ります。危ないのは破棄のほうです。
ステータスカードの選び直し。 レベルアップで選ぶステータスカードは、韓国では最高レベル到達後にカード1枚3,000ゴールドで選び直せます。だから途中までは「おすすめ選択」で問題ありません。
よくある混同
「戻れないことが怖いから、何も使わずに貯めておく」。 貯めて腐るものもあります。銀貨は100、魔族の貢物は10で回復が止まり、パスのチケットとセットポイントは期限で消えます。戻せない操作を避けることと、何も使わないことは違います。止まる資源は使い、上書き・破棄・売却だけを慎重に。
「ルーンの色=装備の良さ」。 装備の色は刻まれたルーンの希少度で、装備本体の基礎攻撃力・防御力は装備レベルで決まり、希少度と関係ありません。白い装備の底値のほうが高いことがあり、色だけで分解するのは目に見えない損です。
「取引所なら買ったものを売り直せる」。 取引は1回だけです。取引所に二次市場はありません。
今やること
- 10/5 14:00:名前とサーバー。一緒に遊ぶ相手とサーバーを揃えてから。
- 分解の前に宝石を外す。習慣にしておけば事故は起きません。
- 刻印済みの装備に新しいルーンを刻むときは、旧ルーンの強化段階を確認してから。
- 性能改善は「どちらを残すか」を確認してから。
- パス上位はメインキャラだけ。買う前にシーズンの終了日時を見る。
- 売却は小分けに。売るたびに買い戻し一覧を見る。
- 迷ったら、全体の一覧ページ取り返しがつかないことを開く。
無視してよいこと:最初の職業選びでの迷い、刻印の失敗率への恐怖、刻印強化の失敗。
この記事が覆る場合:日本版のルーン、エンチャント、性能改善、取引所の説明文が台湾と違う保持規則を書いていたら、日本版の文面が優先です。日本版でサーバー移転や名前変更の手段が告知されたら、①の最初の節は「有料で戻せるもの」に移ります。台湾でも運営が一度配った銀合金インゴットを回収したことがあり、分からないうちは資源を一つの形に固めない、が先行サーバー二つの共通の教訓です。